氷見市内のお客様です。
トヨタ･ベルタのフロントフェンダー板金塗装修理の依頼です。
ベルタのオーナー様は突然ポールが生えてきたと笑って言っておられました。
バック時にポールが見えなかったそうです。
バンパーは錆びてこないのでハケ塗りを希望されました。
一番お安く仕上がる方法としてリサイクル(中古)部品を探しましたが、
海外に人気車種のようで1枚もありませんでした。
鈑金と塗装料金、新品と塗装料金とに差が少なくなったので、
新品パネルで綺麗に仕上げるを事にしました。
(塗装料金は新品パネルより板金パネルの方が高くなります。)
トヨタ純正の新品パネルでもグレーとブラックの物があります。
上のブラックがＲＡＶ４で、下のグレーがベルタです。
供給パネルの塗装は輸送用の防錆塗装で、この塗装の上に補修塗装を塗る事は、
耐候性(紫外線や、雨、雪からボディーを守る)に欠ける等の後々トラブルの発生を招く可能性があり、
各補修塗料メーカーも２液プラサフを下地に塗る事を推奨しております。
プラサフを塗布する目的としては
①サビの発生防ぐ
金属の腐食（サビ）は、酸素と水分で始まります。
これらを遮断して防錆効果を発揮してくれる。
②塗料密着性のUP
塗料の密着にはサンドペーパーなどによる足付けも必要ですが
上に塗るカ―ペイントの密着を効果的に高めてくれる。
③下地パテへのシール効果
凹みを埋めるパテは粒子が粗く、直接カーペイントを塗布した場合
塗料がパテに染み込んでしまう現象が発生してしまう事を防いでくれる。
④細かいキズを隠す
パテ研磨時のペーパー跡などの細かな傷を埋める事が出来る。
なお、当社の代車で輸送用の防錆塗装の上に塗装してみた。
結果は・・・・・時間の経過と共に艶がどんどん引いていきました。
トラブル防止には２液のプラサフの塗布は必要不可欠と思われる結果でした。
上塗りの色に合わせてホワイト～グレー～ブラックと使い分けます。
ＲＡＶ４のボディーはブラックなので黒グレーの２液プラサフを塗りました。
ベルタのボディーはホワイトなので白グレーの２液プラサフを塗りました。
塗装を終えたフェンダーです。
バンパーをハケ塗りし、
塗装面を磨いたフェンダーを組み付けて仕上がりです。
料金は部品代込み４５，４７０円(税別)で作業させて頂きました。
ありがとうございました。
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㈲宮田自動車鈑金塗装工業所
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